店に活気与えるイートイン - 本格石窯パン工房Tomtom - ブランスリー電子版

2026年10月21日に公表されたPHPの脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)については、いずれも対策を完了しています。

ブランスリーアーカイブ(創刊号からの全記事)
記事の閲覧
<<戻る写真をクリックすると拡大写真が見られます。
読者を訪ねて三千里/2006年12月号

2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。


店に活気与えるイートイン - 本格石窯パン工房Tomtom

千葉県船橋市本中山5‐9‐20、電話047‐334‐1550



木と石の温もりが感じられる店構え

くるみ、アーモンド、レーズン、イチジク、オレンジピールなどをたっぷりと練り込んだ「フルーツライ」


リンゴのプレザーブとさつまいものダイスカットをトッピングして焼いた「リンゴおさつ」


木と石の温もりが感じられる店構えの「本格石窯パン工房Tomtom」


チキンとクリームチーズが入ったユニークな商品「照焼きチキン」
「本格石窯パン工房Tomtom」が今年2月、千葉県船橋市にオープンした。東京メトロ原木中山駅から徒歩15分ほどの大きな通り沿いの立地で、7台を収容する駐車場を完備した。 
 木と石の温もりが感じられる店構えで、テントの緑、「本格石窯パン工房」の文字の赤、ファサードの白が、鮮やかな対比を見せて、道行く人の目に飛び込んでくる。
 中に入ると、売り場は約30坪の広さ。中央に2列に平台が配され、様々なパンが並んでいた。
 外の光はそれほど採り込まず、照明の光で演出されていた。
 店長の関口義哉さんは「基本に忠実に、当たり前のことを積み重ねているだけです」と淡々と語った。
 自信作はまず、「フルーツライ」(819円、ハーフカット410円)。
 くるみ、アーモンド、レーズン、イチジク、オレンジピールなどをたっぷりと練り込んだライ麦パンだ。
 「チーズマリー」(158円)も人気だ。天然酵母を使用した生地で、角切りチーズとフレッシュのローズマリーを包んで焼き上げた商品。
 「照り焼きチキン」(158円)は、チキンとクリームチーズが入ったユニークな商品。天然酵母の生地を使用している。「思いつきなのですが、実際に作ってみると、クリームチーズと照り焼きチキンがとってもよく合うんですよ」と関口さん。
 「リンゴおさつ」(158円)はデニッシュ生地に、リンゴのプレザーブとさつまいものダイスカットをトッピングして焼いた商品だ。
 「スパイシーロング」(252円)は、長いウインナーソーセージを、フランスパン生地で包んで焼き上げた商品で、人気商品のひとつだ。
 「スペシャルブレッド」(1斤263円)は、比較的リッチな配合の角食パンだ。角食は、このほか、「スタンダードブレッド」(1斤210円)があり、角食2品目で、1日60斤程度は売れるという。
 品揃えは、約90品目。オープンから10カ月が経ち、だいぶ顧客の嗜好もつかめてきたという。



おいしくて当たり前販売力が決め手

店内には、石窯があることがわかるように、石窯を売り場に突き出すような形で設置している


長いウインナーソーセージを、フランスパン生地で包んで焼き上げた「スパイシーロング」


比較的リッチな配合の食パン「スペシャルブレッド」


店長の関口義哉さん


売り場の一角に設けられたイートインのコーナー
 同ベーカリーは、関口さんの父が社長を務めるセキグチが経営する。同社は「本格石窯パン工房Tomtom」の他に、ベーカリー2店舗と、イタリアンレストラン3軒を展開している。
 関口さんの父親は、1970年に東京・墨田区に喫茶店を開いた。およそ15年前に、自社ビルを建てることになり、1階に関口さんがベーカリーを開き、2階で関口さんの兄が、イタリアンレストランを開いた。
 関口さんのベーカリーは、軌道に乗り、土日には50万円を売り上げるまでに成長した。
 関口さんはその後、地道に経営を続け、今年2月にオープンした2号店が「本格石窯パン工房Tomtom」だった。
 3号店も今年7月にオープン。今年に入って、立て続けに2店舗を出したことになる。
 「ずっとパン屋をやってきて、一番大変だったのは人の問題です。新しい店を出せたのは、何とか人が育ったからなんです」と関口さんはしみじみと話す。
 「パン作りについては、当たり前のことを、手を抜かずにしっかりとやってきたつもりです。でも、パンの専門店は、パンがおいしいのが当たり前です。どこで差が出るかといえば、やはり販売力だと思います」
 関口さんが常に心掛けていることがある。それは、顧客が清算を済ませて、レジを離れる際に、必ず、顧客の顔を見て「ありがとうございました」と大きな声をかけることだ。
 「お客様の顔をみて挨拶することが大事だと思うんです。作業をしていても、挨拶をするときは、必ず顔を上げるように心掛けています」と関口さんはいう。
 スタッフが、焼き上がったパンを売り場に運ぶ際にも、「焼きたてです」と大きな声を出す。
 同ベーカリーには、店の外にオープンカフェ風のスペースがあり、店内にも、飲食できるスペースが2カ所設置されている。
 「イートインのいいところは、お客様が座って話をしたりしていることが、店に活気を与え、それがさらに客を呼ぶ効果があるということですね」(関口さん)
 客単価は、およそ700円。関口さんは、「単価は思ったより高めでした。おいしければ、多少高くても買っていただけるのかな、と実感できるようになりました」と話す。



原価計算女王
原価計算女王

2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

今月の公開記事

  1. POLINの高性能オーブンを日本市場へ 。450℃の焼成力と緻密なヒーター制御 - スズキ産業の下河拓磨社長
  2. 見やすい売り場と旬の味で、地域が誇れるベーカリーへ - アリマベーカリー
  3. 「ちいかわ」の世界観を表現したパンと店づくり - ちいかわベーカリー
  4. 掲載から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文を公開しています。
    ブランスリーアーカイブ
ブラ立ち読み
(記事の無料メール配信)
詳細はこちら