第17回特別講習会 - ブランスリー電子版

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講習会/2006年10月号

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第17回特別講習会

 8月24日、東京製菓学校校友会本部が主催して、同校の卒業生を対象に、東京・新宿区の同校で開かれた。
 講師にはブランジェリーコムシノワ&オネストカフェの西川功晃氏を招いた。
 西川講師は、ほうれん草やかぼちゃなどの野菜や、黒ごま、エスプレッソの粉などのさまざまな食材を生地に練り込んだパン・ド・ミや、パン・ブリエの生地とごぼうなどを組み合わせた製品などを紹介。
 受講者らは、西川講師の個性あふれるパン哲学に触れ、熱心にメモをとっていた。



パン・ド・ミ



3斤棒の食型に細長いナマコ形に成形した4種類の生地を、2列2段にして入れる。火がよく通るように、カフェレザン生地とかぼちゃ生地を下の段に入れる。


蒸したかぼちゃの角切りとオレンジピールを900グラムの生地の上に散らす。


スケッパーで生地をカットしてはまとめる作業を繰り返し、かぼちゃとオレンジピールを混ぜ込む。


かぼちゃとオレンジピールを練り込んだ生地。


900グラムの生地の上にほうれん草をのせる。


スケッパーで生地をカットしてはまとめる作業を繰り返しながらほうれん草を混ぜ込む


ほうれん草を練り込んだ生地。
黒ごまや、ほうれん草、かぼちゃ、レーズンなど様々な素材を生地に練り込み、特徴を出した製品。健康志向にマッチし、見た目のインパクトも充分だ。
【配合%】
フランスパン用粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50
強力粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥50
水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥65
食塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2
生イースト‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1
インスタントドライイースト‥‥‥‥‥‥‥‥1
脱脂粉乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5
グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4
牛乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥20
バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6
【工程】
ミキシング‥L2分H3分(バター投入)L1分H1分(捏ね上げ後、▼黒ごま生地▼カフェレザン生地▼かぼちゃ生地▼ほうれん草生地を作る)
捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥25度C
一次発酵‥‥‥‥‥‥50分(パンチ)40分
分割‥400グラム×4(4種類の生地を1つずつ)
ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30分
成形‥細長いナマコ形に成形して、3斤食型に、2列2段にして入れる(火がよく通るように、カフェレザン生地とかぼちゃ生地を下の段に入れる)
ホイロ‥‥‥‥‥‥28度C80%40〜50分
焼成‥上火240度C下火220度C40〜50分
▼黒ごま生地
(1)はちみつ30グラム、黒ごまペースト30グラムを混ぜ合わせる(2)[1]に黒すりごま30グラムを加えて混ぜる(3)[2]に黒洗いごま5グラムを加えて混ぜる(4)生地1キロに、[3]を練り込む
▼カフェレザン生地
(1)ラム酒漬けレーズン300グラムとエスプレッソの粉15グラムを混ぜ合わせる(2)生地1キロに[1]を練り込む
▼かぼちゃ生地
生地900グラムに、蒸したかぼちゃの角切り200グラム、オレンジピール100グラムを練り込む
▼ほうれん草生地
生地900グラムに対して、ほうれん草170グラムを練り込む



ごぼうスティックペコリーノ



生地をスティック状に成形する


ホイロ後、パルメザンチーズをふる。
パン・ブリエの生地にごぼうなどを練り込み、スティック状に成形。季節を感じさせるユニークなパンだ。
【配合%】
フランスパン用粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥100
グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3
塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・5
インスタントドライイースト‥‥‥‥‥‥1・5
脱脂粉乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3
水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥73・5
発酵バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3
ごぼう(茹でて角切りにして、オリーブオイルでソテーしたもの)‥‥生地1キロに対して200グラム
ペコリーノロマーノ(角切り)‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥生地1キロに対して50グラム
【工程】
ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥L3分H3分(発酵バター投入)L1分H1分(捏ね上げ後、ごぼう、ペコリーノロマーノを生地に混ぜ込む)
捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥25度C
フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30分
分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100グラム
ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15分
成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥スティック形
ホイロ‥‥27度C90%15分(ホイロ後、オリーブオイルを塗り、パルメザンチーズをふりかける)
焼成‥‥‥240度C12分(スチーム注入)



パン・ブリエ
仏ノルマンディー地方で作られてきたパン。目が詰まった内相が特徴。様々な料理とよく合う。
【配合%】
フランスパン用粉‥‥‥‥‥‥‥‥‥100
グラニュー糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3
塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・5
インスタントドライイースト‥‥‥‥‥‥1・5
脱脂粉乳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3
水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥73・5
発酵バター‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥3
【工程】
ミキシング‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥L3分H3分(発酵バター投入)L1分H1分
捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥25度C
フロアタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30分
分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥200グラム
ベンチタイム‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15分
成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥ラグビーボール形
ホイロ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥28度C80%30分(ホイロ後、クープを入れる)
焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火250度C下火220度C15分(スチーム注入)



西川功晃氏語録
 イタリアで、レストランに入ったとき、無塩パンが出てきた。塩を入れ忘れたのかなと思い、注意してやろうかなと思った。
 しかし、次のレストランでも無塩パンが出てきた。
 ある程度滞在していると、ソースとか料理の味がきついし、無塩パンの方が良く合うな、と感じるようになった。
 パン・ブリエは、塩分をやや控えて、組み合わせる食材の味を引き立たせるようにした。

原価計算女王
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