進取の気風 - ブランスリー電子版

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生産性よもやま話/2006年9月号

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進取の気風

[生産性よもやま話(38)]
弘中泰雅 テクノバ(06‐6630‐7812、http://www.technova.ne.jp/)

 今では仕込みは機械(ミキサー)で行うのは当たり前のことであるが、戦後すぐぐらいまでは、仕込みは人力で行っていた。これは大変な作業であることを想像することは難くない。
 手仕込みから機械式のミキサーを導入したころの話を、若いころ良く聞かされた。当時からある、今でも残っている
パン企業は、おそらくミキサーの導入が周辺の競争相手と比べて早かったに違いない。
 例えば、県で一番早かったとか、市で一番早かったとか、そんな話を聞いた。だから競争相手より優位に立ち、勝ち残れた。そんな話を知っている人はすでに現役を退いているであろう。
 もともとパンは何しろ、外来、いわゆるハイカラなものだったから、それを商売にした人はハイカラな人が多かったであろう。その昔パン屋を始めた人は進取の気風を持っていたはずだ。
 しかし最近感じるのは、業界全体が保守化していることだ。新しいことに取り組もうという気風が欠けているのではない
か。
 例えば流通業界と比べても、こちらの変化は大きいので、これに追いついていけず、振り回されている。
 先んずれば人を制すという言葉があるが、物事は人より先に行う方が、勝算がある。人がやってみてうまくいけば、自分もやってみようというのでは勝ち目はない。
 生産性の向上も同様である。業界を活性化するには進取の気風を取り戻さねばならない。







原価計算女王
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