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| 海外情報/2001年2月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 欧米ベーカリー団体の活動。ヒット商品のレシピ公開。セミナー、展示会開催
高橋秀尚 - �螢僖鵐錙璽襯病緝宗�海外情報研究会主宰
By Hidenao Takahashi 今月から読者の皆様に少しでもお役に立てる海外のベーカリー情報を選んでお伝えしたい。情報の入手手段は年間5回以上の現地取材を中心に、購読する各種の業界刊行物や所属団体の報告レポートである。そのほとんどは初めて発表されるもので、資料性と話題性が高いものと思われる。お仕事の合間にお読みいただきたい。 |

| 東欧のドーナツ「ポンチキ」を組織的に普及させる
活動目的が実用的かつ合理的
さて、海外といっても、主にアメリカの場合だが、ベーカリーのための団体組織にはどのようなものがあるのだろうか? まず明白なのは日本のそれと異なり、目的が極めて即実用的であることだ。つまり、ヒット商品のレシピ公開、セミナー実施、展示会開催、人材斡旋、商品開発、資材の共同購入などを目的としているのである。 いくつかの例をあげよう。アメリカのRBAという団体(詳細は後述)は、4年ほど前に「ポンチキ」という名前の東ヨーロッパ生まれのドーナツをリテールベーカリーやインストアベーカリーの新商品として紹介したが、技術指導と販売促進の特別な委員会を作ってキャンペーンを続けた結果、今日では小規模リテールベーカリーやインストアベーカリーの売れ筋商品に成長した。 余談だが日本の場合はヒット商品は短命で、せいぜい2年も持てば良い。ところがアメリカの場合は、商品がヒットする要因が日本と少し異なり、「健康志向」「商品の機能性」「食嗜好変化への対応」などである。つまりヒット商品になるためには、それだけの条件を持つことが求められる。日本の場合のように流行を追うとか、模倣追従といったような希薄な理由は見当たらない。なお商品開発については次号で実例をあげて詳しくお話する。 広範囲な食品業界が対象 さて、欧米のベーカリー業界にはどんな団体組織があるのかをご紹介する。これらは筆者が(ほとんどの場合は日本から唯一)所属するもので、パンに限定せずデリ惣菜などを含む広範囲な食品業界を対象としている。 ◇ ▼米国リテーラーベーカー協会(RBA) 主として小規模リテールベーカーに加えて、最近ではスーパーマーケットのインストアベーカリー担当者が参加。日本でこのような目的の組織があればと思う。展示会、製パン技術の普及などに熱心。 ▼国際デリ・乳業・ベーカリー協会 ベーカリーを含むこれら関連業界の団体で、会報や展示会は秀逸。本部は米国。 ▼米国ベーカーズギルド まさに製パン職人の集団で、今注目のアルチザンブレッドも彼らが提案普及させた。米国の有名ベーカリーの多数が参加。技術指導に務めている。 ◇ これらの団体にはリテールベーカーが個人で参加している場合も多く、情報入手が困難な彼らの大きな支えとなっている。また大企業主体の日本と異なり、大小を問わない広範囲な業界を対象に活動をしているのが注目される。 |



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