製造現場と売り場を一体化。客の食欲を刺激する - カルフール - ブランスリー電子版

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お店拝見/2001年2月号

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製造現場と売り場を一体化。客の食欲を刺激する - カルフール

焼き上がったバゲットをスタッフが袋に詰める


バゲットが焼き上がり、パン籠に投入されると、あっという間に完売
 千葉県千葉市美浜区ひび野1‐3‐104、電話043‐350‐5511、営業時間 午前10時〜午後9時30分 年中無休
 2000年12月8日にオープンした仏スーパー、カルフール幕張店のインストアベーカリーは、客の前でパンを焼き上げ、陳列棚に並べる。ミキサーやオーブン、ホイロなどの製パン機械はすべてフランス製のものを導入した。カルフール・ジャパンによると、すべてのパンをスクラッチ製法で作っているという。精算はスーパー全体のレジでほかの買い物といっしょに行うため、ベーカリー内での金銭のやり取りはない。同スーパーは、欧州最大、世界第2位の規模。幕張店が日本での第1号店。1月16日に、東京・町田市に2号店を開店。2月には、大阪市和泉市に3号店をオープンする計画。

 インストアベーカリーは、スーパーの売り場奥の右手にある。パンが並ぶ複数の陳列棚を右手にして、客がパンを選びながら、どんどん進んでいくようにレイアウトされている。
最初の陳列棚には、バゲット(190円)やミッシュブロート(300円)などの食事系のパンが所狭しと並ぶ。陳列棚越しの客から見える場所に、大型の固定窯やラックオーブンなどが置かれ、客が見ている前で、頻繁にパンが焼成される。そうすることで、パンの鮮度を訴求している。製造現場と売場を一体化させることで、客の食欲を刺激する、といった感じだ。
 バゲットなどの焼き上がり時間がわかりやすく表示されていて、その時間になると大勢の客が行列を作る。
 取材時はちょうどバゲットが焼き上がったところで、販売員が袋に入れて、パン籠(かご)に陳列すると、瞬く間に完売してしまった。焼きたてのバゲットを手にした客の一人は「暖かい」と思わず口にしていた。
 パンの陳列棚は順路に沿ってこの他に2つあり、あんパン(120円)やカレーパン(120円)Tミニパンオショコラ(50円)などが並ぶ。
 カルフール・ジャパンによると、パンの品揃えはおよそ100品目で、▽ヨーロッパ系のパン▽日本風のパン▽アメリカ風のパン、の3タイプに分類できるという。こうしたパンはすべてスクラッチ製法で作っているという。
 ミッシュブロートやカンパーニュなどの大型のパンは、紙製のトレーにのせてラッピングした状態で陳列されている。客はこれを買い物籠やショッピングカートにとって、パン以外の買い物といっしょにレジで一括精算する仕組み。
 あんパンやクロワッサンなどは、客が自分で紙製のトレーにとって、ベーカリーの店員に渡すと、専用の機械でラッピングしてバーコードのついたシールを貼ってくれる。これをレジで他の買い物といっしょに一括精算。
 同ベーカリーは、パンの材料を厳選しているという。天然酵母パン(600円)には、北海道産低農薬小麦粉「ホクシン」を使用している。売場に「レーズンは、オーガニックのものを使用。天然酵母は、2週間かけてオーガニックレーズンからおこし、塩は伯方の天塩、卵はカルフールと直接契約している大松農場からのフレッシュエッグを使用」と掲げている。



焼き菓子は、日本在住のフランス人と共同開発

 「キャルレーズン」(160円)や「チョコブラウニー」(130円)などの焼き菓子も販売している。こうした焼き菓子は、日本在住のフランス人、ドミニク・ドゥーセ氏が経営するベーカリー、ドミニク・ドゥーセの店(三重県鈴鹿市)とのパートナーシップのもとで生産。バラ売りのほか、箱に詰めた状態でも販売している。



ハード系のパンが充実。チーズも専門店並み!


リュスティック(540円)は、厚紙製のトレーにのせてラッピングした状態で陳列。このままとって、スーパー全体のレジで、ほかの買い物といっしょに精算する。

めんたいフランス(150円)は、袋に入れて陳列。このままとって、スーパー全体のレジで、ほかの買い物といっしょに精算する。

客の目の前でパンを焼き上げる。売場と製造現場が一体となり、客の食欲を刺激する

パン売場のすぐ手前が、チーズ売場になっており、ブリー、ロックフォール、カマンベールなど様々なチーズが陳列されている。ハーフカットなどに切り分ける作業は、陳列棚越しに、客から見える位置で行っている。チーズ専門店並みの品揃えだ。

あんパン(120円)などの菓子パン類も製造販売している。こうしたパンは、客が厚紙製のトレーに自分でとって、ベーカリーの店員に渡すと、専用の機械でラッピングし、バーコードのついたシールを貼ってくれる。客はそれをスーパー全体のレジで、ほかの買い物といっしょに精算。

Tミニパンオショコラは、1個50円。こうしたパンは、客が厚紙製のトレーに自分でとって、ベーカリーの店員に渡すと、専用の機械でラッピングし、バーコードのついたシールを貼ってくれる。客はそれをスーパー全体のレジで、ほかの買い物といっしょに精算。

ギフト商品として「キャルレーズン」や「チョコブラウニー」などの焼き菓子を販売。三重県鈴鹿市のベーカリー、ドミニク・ドゥーセの店のドミニク・ドゥーセ氏を商品開発担当に迎えて商品化。



原価計算女王
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