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| 話題/2005年12月号 |
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| 常識を覆す画期的な製パン法を開発 - 昭和産業 | |
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発酵させない方がパンがおいしくなる!
昭和産業はこのほど、「小麦粉の旨味を最大限に引き出す新製法」を開発した。同社食品開発センターの西村一雄テクニカルマネージャーによると、発酵をできるだけ抑えて焼成すると、小麦粉がもともと持っている旨味が最もいい状態で残るという。また、イーストが発生するガスを生地が抱き込むことによらず、生地中の水分が水蒸気となって膨張することによって、パンのボリュームが出て、大きな気泡とあめ色の内相が実現するという。 同社は10月4日、東京・江戸川区の社団法人日本パン技術研究所で、講習会を開き、同製法で様々なパンを作って見せた。講習品目のうち「レトロバゲット」と「アクアブレッド」の配合と工程は次の通り。 レトロバゲット 【配合%】 オホーツク(内麦粉)・・・・・・・・・・・・・・100 インスタントドライイースト・・・・・・・・0・17 食塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2・1 ユーロモルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0・3 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・75 【工程】 ミキシング→スパイラルミキサーの場合=L7分M4分、縦型ミキサーの場合=LM10分、捏ね上げ温度24度C、1次発酵28度C85%1時間30分(パンチ)1時間30分、分割350グラム、ベンチタイム20分、成形→バゲット形、ホイロ28度C85%1時間、焼成上火220度C下火230度C35分(スチーム注入) アクアブレッド 【配合%】 クードシャンス(フランスパン用粉)・・・・・100 インスタントドライイースト・・・・・・・・・・0・4 食塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2・1 モルト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0・3 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70〜90 【工程】 ミキシングLM12分〜(縦型ミキサーの場合)、捏ね上げ温度24〜25度C、1次発酵28度C85%30分(パンチ)1時間、分割350グラム、ベンチタイム10分、成形→バゲット形、ホイロ28度C85%15分、焼成上火230度C下火230度C35分(スチーム注入) 西村一雄テクニカルマネージャーの話 発酵させないのがポイントです。発酵を抑えることで、小麦粉がもともと持っている旨味をそのままパンに残す、という考え方です。発酵がどんどん進んでいくと、その活動によって、小麦粉がもともと持っている旨味成分が消費されて、なくなってしまうのです。 パンのボリュームについては、パン生地の中の水分が急激に蒸発することで、焼き上がったときに、パンの中に大きな気泡がたくさんできます。ちょうど水蒸気爆発のような感じです。ただし、この状態で焼き上げるには、生地の状態をよく見極める必要があります。講習会で紹介させていただいた「アクアブレッド」の配合でいうと、生地を捏ね上げてから、フロアタイム1時間30分、ホイロ15分がベストだと思います。 ルヴァン種を使用したような気泡、本場のフランスパンのようなあめ色の内相、独特の甘みのパンが、ミキシングから焼き上がりまで3時間で完了する画期的な製法です。 |



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