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| 店長が自分でする店舗診断/2005年6月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 売れるお店はここが違う - 店長が自分でする店舗診断(第1回)
著者プロフィール
角田誠(つのだまこと) 日本商業施設学会会員、商業施設士、商業施設活性化コンサルタント、一級建築士、(協)日本店装チェーン監事、(社)商業施設技術者・団体連合会関東甲信越支部副支部長 商業施設の企画、設計、施工などを多く手掛ける。ベーカリー百数十店の店づくりに携わる。「江東区魅力ある個店づくり」制度に派遣される。 株式会社第一店装代表取締役、武蔵工業大学卒業 |

| 第1章 なぜ自己診断が必要か
■敵を知り己を知れば百戦危うからず
かつて「焼きたてパンの店」というだけで、お客様に商品を買っていただける時代がありました。 オーブンフレッシュベーカリーが登場、そして急激に増えていった時代です。 「パンの味が街まで変える」というのが当時の印象です。そこに並ぶ焼きたてパンとの出会いは、センセーショナルそのものでした。 現在、「ベーカリー過当競争の時代」と人はいいます。 冷凍生地の普及は、オーブンフレッシュベーカリーに限らず、ホテル、レストラン、学生食堂にいたるまで、ごく身近に焼きたてパンに接する機会を増やしました。 そのような状況のなかで、これからのベーカリーは、地元の街に密着した経営が求められていますし、その上で、いくつもの工夫を重ねる努力が必要です。 適正な利益を上げ、しかもお客様に愛されるおいしいパンをつくり続けていく―そのためには、いかにして「売る」のかという点を見つめなおさなくてはなりません。 多くのお客様に足を運んでいただき、気持ちよく買い物をしていただく「販売技術」が必要です。おいしいパンをつくり、新商品を開発し続ける「製造技術」を持つ店であることをお客様に知っていただいて、売上を伸ばすのです。 「製造技術」と「販売技術」の2つは、車の両輪です。お客様に愛されるお店は、そのバランスがよいお店です。どちらかの回転にかたよりが生じると、非常に経営効率の悪いお店になってしまいます。 個人事業のベーカリーは、店長が1人ですべてをマネージメントするお店や、ご夫婦で奥様が販売を担当している場合もありますが、店長は常にお客様に目を向けていなくてはいけません。 売上の減少の理由を社会全体の景気のせいにして、お店の欠点に気づかない店長もいます。 商売繁盛の基本は、お客様のニーズとウォンツにどれだけ応えることができるかにつきます。 そのために、お客様の目線に立ってお店を自己診断して今の自店の実力、魅力を客観的に再評価しましょう。 「敵を知り己を知れば百戦危うからず」です。 ■お店はあなたの子供 自分の子供の体調や成長に、まったく関心のない親はいないでしょう。 同じように「お店」は、店長にとって自分の子供と一緒とはいえませんか。店長はじめスタッフがいきいきと働き、お客様をお招きする、いわばステージです。 店長が愛情豊かにお店づくりに当たれば、そのお店はますます成長します。 しかし、「買いづらいレイアウト」や「わかりにくい陳列」「活気のない店内」などを放置していると、お店は病気にかかりお客様は離れていきます。 そうなる前に、店長が自らお店の健康診断をすることで、「できていること」と「まだ不足していること」を知り、すぐにできることから改善しましょう。 ■店舗診断のやり方 では診断の進め方をご説明します。 診断の項目は、大きく次の5項目に分かれます。 1 店外診断 2 店内診断 3 什器及び陳列診断 4 商品管理診断 5 サービス診断 これらの大項目に、それぞれ15〜30項目のチェックリストがあります。回答は3つのなかから選んでください。 ○→達成している。 △→どちらともいえない。 ×→問題あり。 このときに次のことに注意してください。 ●お客様の視点で判断する。 ●△の評価はできるだけ避けて、○か×を選ぶ。 ●達成度が高くお店の売りになっている項目には◎を、決定的な問題点と思われる項目には××をつける。 ●自分のお店にあてはまらない設問は、−をつけて、集計のときにチェックリストから除外する。(例 駐車場の案内は良いか→駐車場がない) この診断は、日本商業施設士会発行「店舗診断ハンドブック」をもとに、筆者のベーカリーのお店づくりと店舗コンサルタント派遣の経験から、ベーカリーのために増補、アレンジしたものです。 また、各診断のコーナーでは、できるだけ「具体的にどうすればよいのか」にふれていきます。 |


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