製パン製菓の総合展示会に6万2000人以上が来場 - REPORTS ON MOBAC SHOW 2005 - ブランスリー電子版

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特集/2005年4月号

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製パン製菓の総合展示会に6万2000人以上が来場 - REPORTS ON MOBAC SHOW 2005

仏アルザス地方の街並みをイメージしたという日仏商事の展示ブース。


大和貿易の小間では、パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウの藤生義治氏が実演。


「第1回ベーカリー・ウィンドウディスプレーコンテスト」で1位に輝いた「パンの木」と題した作品。


2005クープ・ド・モンドの代表選手がパン作りのデモンストレーションを行った。写真手前は、日本菓子専門学校の橋本高広氏。


多くの来場者であふれる会場内


会場の各所でパンの製造実演が行われ、来場者の目を引いていた。


2005モバックショウは大勢の人で賑わった。


モバックショウセミナーの様子。
 製パン製菓の総合展示会、2005モバックショウが2月24日から27日までの4日間、大阪市住之江区のインテックス大阪(南港)で開催された。製パン製菓機械や材料のほか、関連する様々なハードやソフトが一堂に展示され、会期中の延べ来場者数は6万2552人に達した。出展社数は210、使用小間数は1444。
 各展示ブースで、商談も活発に行われた模様で、モバックショウ事務局は、全出展企業から報告を受けた商談引き合い件数合計と成約件数合計を、それぞれ、4万552件、6415件(金額ベースで59億8413万円)、と発表した。
 様々なイベントも行われた。4月にパリで行われる2005クープ・ド・モンド(ベーカリーワールドカップ) に出場する日本代表選手によるパンの製造実演が行われた。
 日本代表選手は、成瀬正氏(トラン・ブルー)、橋本高広氏(日本菓子専門学校)、吉川崇氏(オクノフードサービス) の3人。さらに有名ブーランジェ(パン職人)らも応援に駆けつけた。
 試食コーナーも設けられ、クープ・ド・モンドオリジナルグッズ(エコバック)を購入した人に、デモンストレーションで作られたパンなどを試食提供した。
 このほか、「第2回カスクルートドール(サンドイッチコンテスト)」「第1回ベーカリー・ウィンドウディスプレーコンテスト」も開かれた。
 また、世界的な洋菓子コンテスト「クープ・ド・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」の歴代日本代表選手と、2005クープ・ド・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーに出場する日本代表選手が、高度な技術を披露する企画も実施された。同企画は今回が初めての試み。
 和菓子の製造実演も行われた。テーマは「日本の春夏秋冬の四季の上生菓子」。大阪二六会(西尾智司会長)の協力を得て、来場者らに、和菓子(上生菓子)の実技指導を行った。講習会終了後の試食提供には、長蛇の列ができていた。
 子供たちやパン作りに興味のある人たちに、パンづくりを通して、
ものづくりの喜びを体験してもらおうと、 全大阪パン協同組合・青年部の協力を得て、来場者らに製パンの実技指導が行われた。多数の参加者があり、盛況だった。
 モバックショウ事務局は「製パン製菓産業に必要なあらゆる機械、資材、原材料、関連機器などを網羅した『国際製パン製菓関連産業展』として、大変ご好評をいただきました。展示会の様子がテレビの報道番組などにも放映され、広く注目を集めることができました。海外からのビジターを含め、会場は連日熱気に包まれ、各展示ブースでは活発な商談や情報交換が行われました」とのコメントを発表している。

 出展企業が、自社のテクノロジーなどについての発表を行う企画、モバックショウセミナーも好評だった。
 店舗設計施工会社、ダイユーの星野良信社長は「郊外型一戸建ベーカリーの成功システム」のテーマで講演。「陳列・ディスプレイも大事だ。プラスティックのトレーと藤かごが一般的だが、陶器やスノコなどを効果的に用いて、変化を出した方が楽しさを演出できる」などと述べ、同社の店舗開発システムの一端を紹介した。
 製パン製菓機械メーカー、ツジ・キカイの山根証社長は、「石窯を超えた石窯『クラシカ』」のテーマで講演し、同社が開発した石窯「クラシカ」と「平窯王」の開発のコンセプトについて詳しく説明した。「イタリアに住んだ経験から、主食としてのパンの本来のあり方を確信した」などと話した。
 生産性向上ソフト開発のテクノバ・弘中泰雅社長は「儲かる冷凍生地工場に変える生産管理ソフト」のテーマで講演。開発の背景について「これまでパン産業は、人口増などにより売上が一貫して伸びてきたので、生産性について考えてこなかった。しかしこれからは、人口減によるマーケット縮小、労働力不足などが必至で、生産性にシビアにならざるを得ない」などと述べた。
 (モッバクセミナーの講演内容については、次号に掲載します)





チョコレート愛の泉
オサ機械
神奈川県横浜市緑区上山町8-6、電話045-931-7231


3段のデコレーションケーキの最上部からチョコレートが流れ落ちる仕組みのディスプレー。実際はチョコレートが湧き出す泉のように見える。「話題性を高め、イメージアップに貢献する、効果的なディスプレイです。ショップや展示会場などでシンボリックに集客力を高めます」(オサ機械)。

天然由来の改良剤
小田象製粉
岡山県倉敷市児島塩生2767-68、電話086-475-2211


AFBエキスパウダー。大麦を発酵させたエキスに、アセロラ、ブドウ糖などを加え、粉末化した天然由来のパン生地改良剤。イーストフードの役割を果たし、しかも、「イーストフードの表示が不要」(小田象製粉)という。使用量は対粉で0・15%〜0・2%。品質保証期間は、製造後1年。荷姿は、1キロ入り袋。

レーズンをPR
カリフォルニア・レーズン協会
東京都千代田区飯田橋1-5-9精文館ビル5F、電話03-3221-6410


カリフォルニア産レーズンや、コンセントレート(濃縮果汁)、ペーストを展示し、サンプリングを行った。さらに、パンや菓子、料理など、各種セミナーのテキストブックやレシピ集、現在販売されているカリフォニア・レーズン製品などの配布と展示も行った。

輻射熱の乱反射
キュウーハン
東京営業本部・東京都足立区千住1-3-6TOCビル5F、電話03-3881-9591


輻射窯の構造を説明。独自開発のセラミックガスバーナーから直接赤外線を放射させ、さらに炉内天井の乱反射装置で輻射熱が各方向へまんべんなく反射される仕組み。また、ガス燃焼時に発生する水蒸気を効率よく炉内に充満させることにより、火通りをよくし、素材の風味、香りを増し、ボリュームのあるパンを焼き上げる。

モンスーンオーブン
共立プラント工業
東日本事業部:東京都中央区日本橋本町4-13-5、電話03-5847-0578


独DEBAG社のオーブン。2個のファンによる熱循環を基本原理とし、ファンが熱風の方向を定期的に変えるモンスーンシステムを採用。オーブンの上から下まで熱を一定にし、温度に柔軟性をもたらす。省スペースながら本格的なパンの焼成ができる。

陳列法の提案
ダイユー
東京都杉並区下高井戸2-14-9、電話03-3325-5171


「成功する店創り」をテーマに、スペイン製石窯の展示と、同社が設計・施工を手掛けた全国の郊外型ベーカリーをパネルで紹介。また、同社が提案する「売れる商品」の製造実演も行った。さらに、商品を効果的にアピールするための陳列方法も、実際にベーカリーの棚を想定した陳列コーナーを設けて、紹介した。

イベックスCタイプ
大和貿易
兵庫県神戸市野崎通3-3-13、電話078-222-2311


イベックスショックフリーザーのステンレス仕様のニューバージョン。焼きたてパンなどを各ドアごとにショックフリージングでき、ストックしておくことができる。省エネ、低ランニングコストを実現。フランス天板が各段で2枚差せる。必要なときだけ手動で霜取りが可能。

平窯王
ツジ・キカイ
埼玉県川越市芳野台1-103-11、電話049-225-5005


厚さ50ミリの特殊調合セラミックでできた焼成室の石窯。電気式、6取り天板4枚差し。1段がひとつのユニットになっていて、必要に応じて2段、3段と重ねられる。同社は特殊調合セラミックをドーム型に一体成形した焼成室の石窯「クラシカ」をすでに開発しているが、「電気式はできないか」「平窯タイプはできないか」という要望が多かったため、電気式の平窯タイプを開発、今回のモバックショウ2005で発表した。

フェルミパン2in1
DSMフードスペシャルティーズ
ジェイティフーズ:東京都品川区大井1-28-1住友不動産大井町駅前ビル6F、電話03-5742-8180


製パン用酵素材が配合されたインスタントドライイースト。フランスパンや全粒粉を配合したパンなどリーンな生地に効果を発揮する。風味と色付きがよく、ボリュームのあるパンができるという。捏ね上がる生地の質が、小麦粉の品質変動に影響されにくい利点もあるという。生イーストとの併用で、生地改良剤としても使える。

様々なあんを提案
東京国際産業
東京都港区東新橋1-2-17第12中央ビル5階、電話03-3575-0761


様々なあんなどを提案。特に新商品の「みそあん」や「低甘味あん」、小豆の粒残りをよくした粒あん「L57K」のPRに努めた。「L57K」は、小豆の風味を残し、粒残りをよくした粒あん。荷姿は、5キロ×4袋。1キロ×12袋の「L57K−1」もある。「みそあん」は、味噌をあんにした製品。「低甘味あん」は甘味料にトレハロースを使用したあん。

雑穀入りのパン
日本製粉
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5、電話03-3350-2407


「白いパン」から、微量栄養素を含んだ雑穀入りの「黒いパン」に消費者のニーズが移行していることを踏まえて、「ローストアマニ」や「ライフレーク」などを提案した。「ローストアマニ」は、亜麻仁を特殊な方法で焙煎することにより、香ばしさを引き出した製パン用の製品。こうした材料を使ったパンに合う料理も紹介した。

石窯焼きオーブン
ネクスト
埼玉県川越市芳野台1-103-11、電話049-226-5501


石窯の焼成のメカニズムを研究し、それを平窯で再現したオーブン。炉内に特殊セラミックを効果的に配し、石窯で焼くのと同じようにパンが焼けるようにしたという。一方で、温度制御がきめ細かくできるようにして、多種多様なパンを効率的に焼けるように工夫を施した。また、焼成温度を350度Cまで上げられるのも特徴だ。

マルチシリアル
パシフィック洋行
東京都中央区八丁堀1-11-3八重洲YSビル8F
電話03-3551-7380


10種類の雑穀が入ったベースミックス。原材料は、麦芽粉、オーツ麦フレーク、ひまわりの種、小麦グルテン、大豆フレーク、亜麻仁、小麦ふすま、オーツ麦ふすま、挽き割りとうもろこし、胡麻、植物油脂、挽き割り大豆、ブドウ糖、麦芽糖、ビタミンC、酵素。荷姿は10キロ入り袋。

麺台の下が発酵庫
フェリス商会
千葉県鎌ヶ谷市中沢387、電話047-442-1441


台下タイプの発酵庫。ミキシング後の生地をばんじゅうに入れて、そのまま庫内に差し込む。生地表面が乾かない。フランスパンの醗酵室としても理想的という。1次発酵が済んだ生地を成形する際に、麺台の下から生地を取り出して、すぐに作業にかかれる。

ホシノ・ルバン誕生
ホシノ天然酵母パン種
東京都町田市小野路町2278-3、電話042-734-1399


ホシノ・ルバンは、新開発のホシノ小麦粉種から作る生種と、小麦粉、塩などを29〜30度C前後に捏ね上げて、27度Cで約15時間発酵させたもの。これを本捏ねで25〜30%配合する。本捏ねでは、イースト、または、ホシノ小麦粉種の生種を配合する。

米エドハード社充填機
本多交易
東京都港区芝1-14-1ハイツ芝大門206、電話03-3456-4621


米国エドハード社の卓上充填機。モーターの回転時間を調節することで、充填量を決める仕組みで、計量精度が高い。400グラムまで調節可能。計量目盛りは読みやすいデジタル表示方式。充填部のギア、ホッパーなどの取り外しができ、洗浄が容易。本体ベースとホッパーはプラスティック(レキサン)製、その他の部分はステンレス製。ホッパーはステンレス製も用意。







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