記事の閲覧
| <<戻る | 写真をクリックすると拡大写真が見られます。 |
| お店拝見/2004年12月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 新たなるスタート - パン ド ププ | |
|
10月16日、東急東横線・元住吉駅近くに、パン ド ププがオープンした。横浜市緑区中山でおよそ20年続けたベーカリーを思い切って閉店、心機一転の移転オープンだった。結果は吉と出た。
住所 神奈川県川崎市中原区木月1−23−14 電話 044−433−4567 営業時間 午前8時〜午後8時 定休日 火曜日 |

| ポイントに変化をつけることで効果的に躍動感を演出。 | |
|
パン ド ププは、東急東横線・元住吉駅を下車し、徒歩約2分の、メイン通りの商店街から少し入った場所にある。
入り口のドアを開けると、活気に満ちた楽しげな空間が一気に迫ってくる。売り場面積は約8坪と、それほど広くないが、実際に入ってみるとかなり広く感じる。 「店舗設計の会社(ダイユー)に、ウチで実験してもらっていいので、とにかく新しいことをやってください、と言いました」と店長の内田高広さんはいう。 中央の平台には、バゲットやメロンパン、サンドイッチ類など幅広い種類の商品約15品目が並び、台の中央に止まり木のような形で、大きな柱が一本立てられている。その柱からはり出している大きな枝には、鳥かごのオブジェや観葉植物の葉などが飾られていて、顧客を引き付ける力を発揮している。 「クリスマスには、止まり木をクリスマスツリーにして、飾り付けたいと思っています」(内田さん) 周りの陳列棚でのパンの陳列方法のベースは、藤製のトレーを並べてパンをのせるというもの。しかし、要所要所に変化がつけられている。 パンをのせる器は、ある場所では、藤製の笊(ざる)になったり、別の場所では木箱になったりして、顧客を飽きさせない。 食パンを陳列する棚は、棚自体の形がユニークで、顧客の目を引き付ける。売り場の各所にポイントとなる場所を数箇所作り、そこに周りとは違った感じの演出を施すことで、効果的に店全体の躍動感を演出しているのだ。 「外が明るくて、店内が暗いと中が見えませんから、店内の照明は、できる限り明るくしました」(内田さん) 店の前の通りを歩いていると、中から、楽しげな灯りが少しだけ見えるといった感じで、興味をそそられる。そして、その期待感以上の楽しさを店内に準備しているのだ。 同ベーカリーは、入り口から、厨房の奥まで見通せる。売り場との一体感があり、それが店を実際より広く感じさせる要因の一つになっている。 |

| 決断から5カ月の強行軍。結果は吉と出た。 | |
|
「実は、父が比較的近い場所で20年間、ベーカリーをやっていたんです。区役所の前だったのですが、区が分割されたことによって、区役所に来る人の数が激減して、売り上げがジリ貧になっていました」
内田さんはこう話した。 あるとき、ベーカリー専門の店舗設計・施工会社(ダイユー)を知り、「今すぐにでも現状を打破したい」と相談した。 今年の5月だった。10月に新店舗をオープンさせることが決まった。 まず、物件探し。母親の久美子さんが、必死になって探した。「最初は郊外型の店舗を考えていました。しかし、なかなかいい物件が見つかりませんでした。そうしているうちに、母が、この場所を見つけたんです。駐車場もないし、かなり迷ったのですが、母の地元なので、住んでいる人の感じがある程度わかるということもあって、決断しました」(内田さん) こうして物件が決まったのが、7月下旬。それから急ピッチで、店舗作りが始まった。内田さんと、父親で同ベーカリー代表の文男さんは、9月下旬まで、緑区の店でパン作りをしていて、仕事が終わって、新店舗の進捗状況を見にくるという日々が続いた。この間、久美子さんの果たした役割がかなり大きかった。 店舗の内装や製パン機械の設置などがすべて終わり、引渡しを受けたのが、オープン5日前の10月11日だった。 担当した店舗設計・施工の会社から、ベテランの製パンスタッフが1人派遣されてきた。 品揃えの約60品目は、基本的に同店舗設計・施工会社から提案されたもので、派遣スタッフが、内田さんらと共に一通りすべて、テスト焼きを行った。 |

| 「この店のオリジナル商品を少しずつ増やしていきたい」 | |
|
内田さんは、2000年に製パンの専門学校を卒業したあと、ある有名ベーカリーで修業を積みながら、両親が経営するベーカリーも手伝っていた。早朝から両親のベーカリーを手伝い、午前8時半に家を出るという生活を送っていた。
「今後の展開は」との質問に、「天然酵母のパンなど、父と私で1から考えたオリジナル商品を少しずつ増やしていきたいと思っています」と目を輝かせた。 パン ド ププは、総店舗面積が約21坪(うち売り場が約8坪)。 製造スタッフは、文男さん、高広さんを入れて、合計4人。 久美子さんは、サンドイッチの製造を担当するほか、販売の総指揮をとる。 平均日商は、約25万円とかなり検討している。思い切って移転オープンしたことが、完全に吉と出た。 「取材中に見た多くの来店客の楽しそうな表情が、かなり印象的だった」(取材者) |

| ベーカリーならではのりんごのタルト | |
|
|
| 製造に取り掛かってから30分以内でできる。 | |
|
豆乳ドーナツ
ドーナツ用のミックス粉と「液状豆腐」を使用して作るドーナツ。製造に取り掛かってから30分以内にでき、売れ行きを見ながら、追加が簡単に出来るメリットがある。この商品は、以前の店からの人気商品だ。ひとつ80円。 |
| 焼きたてをアピールするのにうってつけの商品 | |
|
カットピザ
ソフトフランス生地を使用。円盤状に成形して、上面にソースを塗った状態で、冷凍保存しておく。最終商品にするときは、冷凍庫から出し、30分程度置いて、生地を戻し、具材(ベーコン、たまねぎ、コーン、アスパラガス、チーズ、マヨネーズなど)をトッピングし、ホイロをとって焼成。豆乳ドーナツと同じく、追加が比較的簡単にできる商品だ。1カット160円。 |
| コーンフレークをからめて揚げる。 | |
|
|
| 大福をイメージしたあんパン | |
|
|
| 茹でた枝豆とダイスチーズを包んで、楕円状にのばす。 | |
|
|
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。



















