レーズンコンテスト受賞製品の製造実演 - コンテスト入賞者による受賞作品テクニカルセミナー - ブランスリー電子版

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講習会/2001年1月号

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レーズンコンテスト受賞製品の製造実演 - コンテスト入賞者による受賞作品テクニカルセミナー

左から、飯塚、藤原、佐藤の各講師
 2000年6月に実施された第9回カリフォルニア・レーズン新製品開発コンテストで、大賞や、鉄人大賞などを獲得した製パン技術者3人が、それぞれの受賞製品の製造実演を行った。同コンテストでの受賞製品には、様々な材料とレーズンを組み合わせ、食感に工夫を凝らした製品が多かった。

 講師=藤原雅敏氏(ドンク京都)、佐藤敦氏(敷島製パン)、飯塚良雄氏(永藤パン店)のレーズンコンテスト入賞者3人
 主催=カリフォルニア・レーズン協会(東京都千代田区、電話03−3221−6410)
 開催日=11月16日 場所=社団法人日本パン技術研究所講習会場(東京都江戸川区、電話03−3689−7571)



Pluie de raisins(カリフォルニア・レーズン大賞受賞の藤原雅敏氏=ドンク京都)

Pluie de raisins
 レーズンを練り込んだブリオッシュに近い生地に、マカロン生地を絞って焼成。ブリオッシュ生地のこってり感とマカロンのサクサク感のハーモニーに、レーズンがアクセントをつける。
【中種配合%】
強力粉…………………………25
牛乳……………………………15
生イースト……………………3・5
【工程】ミキシングL2分ML5分、捏ね上げ温度24度C、発酵28度C70%45分
【本捏ね配合%】
強力粉…………………………75
並塩…………………………1・8
全卵……………………………45
上白糖…………………………10
無塩バター………………………45
転化糖……………………………3
レーズンフィリング………………50
サルタナフィリング………………15
【工程】ミキシングL2分オートリーズ25分(並塩投入)L1分(中種投入)L2分(バター投入)ML7分MH3分(レーズンフィリング、サルタナフィリング投入)ML1分、捏ね上げ温度22度C、発酵28度C70%1時間40分(50分の時点でパンチ)、分割110×2、成形→別掲、ホイロ30度C70%1時間10分〜1時間20分、焼成210度C23〜25分
 ※成形→(1)直径20センチ程度に生地を延ばし、丸マンケ型に入れる(2)[1]の生地の上面にカスタードレーズンクリームを薄く均一に塗る(3)[2]の上に直径20センチ程度に延ばしたもう1枚の生地をのせる
 ※ホイロ後、バナナチップ8グラムを生地の上にのせ、パートマカロナージュ85グラムを円周に沿って、外側から内側に渦巻状に絞る。
 ※焼成後粗熱が取れたら、粉糖をふる。さらに、ぶどうの型紙の上からココアパウダーを振りかけ、ぶどうを描く。
◇レーズンフィリング
[配合%]
カリフォルニア・レーズン……100
白ワイン………………………120
グラニュー糖……………………40
はちみつ…………………………20
[工程](1)レーズンを15分間蒸す(2)白ワインの中へグラニュー糖、はちみつを入れ、溶けるまで熱する(3)[2]に[1]を入れて、一晩漬け込む
※レーズンと白ワインが両方とも熱いと、浸透圧の関係で白ワインがレーズンによくしみ込む。
◇サルタナフィリング
[配合%]
サルタナレーズン……………100
白ワイン………………………120
グラニュー糖……………………40
はちみつ…………………………20
[工程]レーズンフィリングと同様
◇カスタードレーズンクリーム
[配合%]
カスタードクリーム…………100
カリフォルニア・レーズン(ラム酒漬け)………………………………20
[工程](1)ラム酒漬けレーズンをフードプロセッサーにかけ、ペースト状にする(2)[1]とカスタードクリームを混ぜ合わせる
◇パートマカロナージュ
[配合%]
アーモンドプードル…………100
粉糖…………………………100
卵白……………………………80
[工程](1)卵白と粉糖を混ぜ合わせる(2)[1]とアーモンドプードルを混ぜ合わせる(3)[2]を一晩熟成させる



レーズンと紅茶のハーモニー(鉄人大賞受賞の佐藤敦氏=敷島製パン)

レーズンと紅茶のハーモニー
 デニッシュ生地に、紅茶葉を練り込んだクッキー生地を巻き込んで焼成した製品。ほのかな紅茶の香りに包まれて、クッキー生地とデニッシュ生地の対比の中で、レーズンの独特のジューシー感が際立つ。
【デニッシュ生地配合%】
強力粉…………………………50
準強力粉………………………50
生イースト………………………4
食塩…………………………1・8
上白糖…………………………10
全卵……………………………20
バター……………………………7
全脂粉乳…………………………3
水………………………………35
折り込みバター………………65
 【工程】
ミキシングL3分、捏ね上げ温度24度C、発酵28度C75%40分、大分割1390グラム、3つ折り3回、成形→別掲、ホイロ28度C75%1時間30分、分割100グラム、焼成上火190度C下火240度C18〜20分
 ※生地を大分割したあと、マイナス5度Cでおよそ5時間冷やす。
 ※三つ折り3回後、マイナス5度Cで一晩冷やす。
 ※成形→(1)バターを折り込んだ生地を厚さ3ミリ幅28センチに延ばす(2)[1]の上に紅茶クッキー生地900グラムを均一に塗る(3)[2]の上にレーズン(溶かしバターをからめたもの)を散らす(4)[3]をロールする(5)[4]を冷蔵庫で30分〜1時間冷やす(6)[5]を100グラムずつにカットして、カットした1つひとつをパンドリーナ型に入れる
 ※焼成前に、生地に卵を塗り、アプリコットジャム5グラムをトッピング、さらにバターソボロ7グラムをふる。
 ※焼成後粗熱がとれてから粉糖をふる。
◇紅茶クッキー生地
[配合%]
強力粉…………………………50
薄力粉…………………………50
グラニュー糖……………………70
ショートニング…………………50
全卵……………………………35
ベーキングパウダー………………2
食塩…………………………0・1
アールグレイ粉末…………………3
アールグレイ茶葉…………………4
紅茶のリキュール…………………2
[工程](1)ショートニング、グラニュー糖、食塩をビーターで軽く立てる(2)[1]に全卵を数回に分けて加え、混ぜ合わせる(3)[2]に紅茶のリキュールを加えて混ぜ合わせる(4)[3]にアールグレイの粉末と茶葉、強力粉、薄力粉、ベーキングパウダーを加え、さっくりと混ぜ合わせる
 ※デニッシュ生地の上に塗る前に、もう1度捏ねて、塗りやすい硬さにする。
◇バターソボロ
[配合%]
薄力粉…………100
アーモンドプードル………………………110
バター……………100
グラニュー糖……100
食塩…………………1
 [工程](1)バターをポマード状にする(2)[1]にグラニュー糖と食塩を加え、混ぜ合わせる(3)[2]に薄力粉とアーモンドプードルを加え、混ぜ合わせる(4)[3]を冷蔵庫で一晩熟成させる(5)[4]を粗めのメッシュに通し、180度Cのオーブンでうっすら焼き色がつく程度に焼成する



Isuke Special Cinnamon Raisin(フレズノ賞受賞の飯塚良雄氏=永藤パン店)

Isuke Special Cinnamon Raisin
 さくっとした食感が特徴の食事パン。表面にまぶした白ごまと練り込んだレーズンがよく合う。ミキシングはかなりアンダー。
【中種配合%】
フランスパン用粉…………………20
老麺生地…………………………1
プレーンヨーグルト……………20
水…………………………………5
【工程】ミキシング→軽く混ぜるだけ、捏ね上げ温度24度C、発酵25度C80%18〜24時間
【前処理配合%】
フランスパン用粉…………………20
レーズン種………………………20
グラハム粉………………………10
熱湯……………………………10
【工程】(1)フランスパン用粉とレーズン種を本捏ねの2時間前に混ぜ合わせる(捏ね上げ温度28度C、30度C80%の場所に2時間置く)(2)グラハム粉と熱湯を本捏ねの2時間前に混ぜ合わせる
◇レーズン種
[配合%]
カリフォルニア・レーズン…100
砂糖…………………3
水………………100
[工程]
(1)カリフォルニア・レーズン、砂糖、水をよく混ぜ合わせる(2)[1]を28度C80%の場所で6日間放置する(3)[2]を絞る
【本捏ね配合%】
フランスパン用粉……50
天塩………………2・3
生クリーム(20%)…20
発酵バター…………20
カリフォルニア・レーズン…40
くるみ(ロースト)……20
中種生地…………全量
レーズン種生地(前処理(1)の生地)…全量
グラハム粉生地(前処理(2)の生地)…全量
水……………………6
【工程】
ミキシングL4分(発酵バター投入)M2分(レーズン、くるみ投入)L1分、捏ね上げ温度28度C、発酵30度C80%2時間(1時間30分の時点でパンチ)、分割200グラム、成形(1)生地を延ばし、全卵を塗り、シナモンシュガーをふる(2)[1]を巻いてコッペ型にする(3)表面に卵白を塗り、白ごまをからめて、クープを入れる、ベンチタイム30分、ホイロ30度C80%1時間、焼成200度C25分(スチーム注入)
※レーズンは、10分間蒸したものを使用する。
※シナモンシュガーは、グラニュー糖9、シナモン1の割合で混ぜ合わせたものを使用。

原価計算女王
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