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| 話題/2004年10月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 様々な野菜でサプリメント効果、塩の代わりに根昆布の粉 | |
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「食事療法を実施している人にもパンをおいしく食べてもらいたい」。そんな思いからできた一風変わったベーカリーが、東京・目黒区にある。その名を「かろりー」。国産の小麦の粉を使用。塩は使わない。糖質は「オリゴメイト」と呼ばれるオリゴ糖を使用。かぼちゃやにんじん、豆乳など身体にいいとされる様々な材料も使って、合計11品目を製造販売している。
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| 慣れると、病みつきになる?スライス単位でも販売 | |
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オーナーの安井定義さんは、6年前にベーカリー、パン焼き人をオープン。既成概念にとらわれない数多くのパンを製造販売し、地元客から着実な支持を得ている。
「かろりー」は、顧客と接している中で「カロリーを制限されているのだが、おいしいパンがどうしても食べたい」「塩が入っていないパンがあったら嬉しい」などの切実な声を聞いて、立ち上げた。 「パン焼き人」の売り場の隣の10坪のスペースに、ミキサーから窯までパン製造に必要な設備を新たに設置。 入り口は「パン焼き人」と同じだが、パンの製造は完全に別になっている。 並んでいる商品はというと・・・。 「にんじんブレッド」「トマト」「豆乳パン」「よもぎパン」「豆乳ときな粉」「ブリーベリー」・・・。ほとんどが2斤型を使って焼き上げる山型食パンの形だ。1斤、2斤単位と厚さ1センチ程度のスライス単位で販売している。 例えば「豆乳パン」はスライスが80円で、1斤が1000円、2斤(一本)が500円。それぞれ71・6キロカロリー、439キロカロリー、878キロカロリーとエネルギーの表示もしてある。食事制限をする場合、「5単位」「6単位」(1単位は80キロカロリー)などといって、摂取できるカロリー数を決めるそうで、「かろりー」では、販売するパンのエネルギーがほぼ80キロカロリーの倍数になるようにしている。 基本的に動物性の食材は使わない。クロワッサンの油脂は、パーム油をシート状に加工して使用している。 パンの味の方は・・・。 初めて食べると、食べ慣れたパンとはかなり違った感じがする。しかし、よく味わってみると、練り込まれている野菜などの味が素直に感じられる。慣れると「病みつきになる」という感じもした。 |

| 食事制限をしている人のほか、ダイエット中の女性も | |
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塩の代わりに根昆布の粉を使用している。
生地のグルテンを作るための代用ではなく、あくまで味をパンらしくするためのものだ。そのために水からこだわり、素材の味を引き出しやすいといわれる「アルカリイオン水」を使用している。 「ほとんどがブレッドの形なのには理由があるんです。そうしないと生地がだれてしまい、パンになりづらいんです。ホイロ出しのタイミグの見極めが相当難しいですね。少しでも早かったり遅かったりすると、パンにボリュームが出ません」と安井オーナーは説明する。 「離乳食にいい」といって買っていく人もいるという。また、夫が食事制限をしていて、夫用に「かろりー」のパンを買い、ほかの家族には普通のパンを購入する主婦もいるそうだ。 「ダイエットをされている女性の方にも、固定客は多いと思います」(安井オーナー)。 病院から「納入してほしい」との要請もあるが、製造のキャパシティが足りない。また、価格の面で折り合わないのもネックになっているという。 「あくまでおいしさが大事だと考えています。食事制限をしている人だって、おいしいものが食べたいわけですから」 取材中も、熱心に「かろりー」のパンを選んで買っていった顧客が複数いた。 こうしたパンにどの程度需要があるのかはまだ手探り状態。売れ行きを見ながら、体制を強化していくという。 |

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