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| お店拝見/2025年2月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

岡田さんの生地作りのこだわりを最もダイレクトに感じることのできる商品が「たく食パン」だ。もちもちとした食感で味にくせがなく、すっと消えていくような後味だ。水はこれまで色々な銘柄を試してきたが、現在使用している水が、「たく食パン」が一段とおいしくなったと感じた水だという。 「天然水を使うと、水道水と飲み比べて感じる違いが、パンにも同じように出ます。そもそも小麦粉の次に配合割合の多いものですから、水を厳選することは重視しています。製パンで水は、主に硬度とpH値の違いが影響するので、フランス産の硬水と日本の軟水を合わせ、ほんの少し酢を入れて調整して使っています」(岡田さん) 「たく食パン」が代表するように、同店のパンすべてに共通している特徴は、食感がもちもちとしてソフトだということだ。こうした食感へのこだわりは「特に子どもや年配者に食べてもらいたい」(岡田さん)という思いからだ。 「開業前から、ソフト系の品揃えを中心に考えていたので、窯もそれに合わせて選びました。ハード系を焼くことは考えていませんでしたね。でも開業して間もない頃にバゲットをリクエストされたので、なんとか作れるようにして、木曜と土曜限定ですが『バゲット』(税込240円)を販売しています。『バゲット』にも湯種を使っていて、皮は薄く中はもちもちとした食感で食べやすくしています」(岡田さん) 「コンビーフピザ」や「ふらんくふると」に使用する加工肉は、学生時代からの知人の牧場で製造している無添加のものを取り寄せている。また、期間限定のさつまいもの甘露煮を食パン生地で巻いた「おいもぱん」(税込180円)に使用するさつまいもなど、季節の野菜や果物も、知人の農家が無農薬栽培したものを使用している。 「フィリングは無添加の製品がなかなかないので、知人に頼っています。野菜や果物のフィリングも、着色料が使われているものが多いので、さつまいもの甘露煮のように、最初から自分で作っています。また、チョコレートやナッツなどは、高くてもおいしいものを選び、多めに入れるようにしています。食べたときに、こんなに入っているなんて嬉しいって思ってもらいたいからです」(岡田さん) SHOP DATA 店名:ぱん工房 たくぱん 住所:〒222−0032 神奈川県横浜市港北区大豆戸町60−1 細谷ビル101号室 電話:070‐9173−4674 営業時間:午前6時〜売り切れ次第(午後3〜5時) 定休日:日曜、水曜 品揃え:約30品目 スタッフ:製造常時1人、販売常時1人 店舗面積:売り場約2坪、厨房約8坪 日商:平日約5万円、土曜約6万5000円 | ||||||||||

| この記事の読みどころ
●宅配を中心にするつもりが、店舗に客が押し寄せ、宅配に手が回らなくなった。
●2坪ほどの売り場には、客が自主的に一組ずつ入店するようになった。 ●水は小麦粉の次に配合量が多い重要な原材料と捉えている。 ●野菜や果物のフィリングも、自家製にして、添加物を可能な限り避ける。 |

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