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| ブランスリー新聞／2019年1月号 |
2023年11月18日から、発行から１年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| ｢ＮｅｘＳｔａｒｓ 第３回講演会及び懇親会｣を開催 - ダイユー | |||||||||||||
松本講師は、商売をしていく上でブランドを構築していくことの重要性について、「同業のライバル同士の２社があるとして、一方が、ブランド構築において勝っているとすると、商品の優劣に関わらず、ブランド構築において勝っている方が強い」と述べた。さらに「ブランドを確立している会社は近くに競合の会社が出てきても客は減らない。逆に、ブランドを確立していない会社は、ブランドを確立している競合の会社が近くに出てくると、かなりきつい。それがブランドの力だ」などと話した。また、「コーヒーを飲みたいと思ったとき、何を連想するかということだ。コーヒーが飲みたいときに、多くの人が、どこに行きたいと思うか、ということにに注目すべきだ」などと話した。 ブランド構築の必須要素について、▼収縮性▼明解性▼刷り込み▼信用力▼一貫性、の５つをあげた。「収縮性」は、商品が沢山あっても、一つに絞って消費者に印象付けることがが大事だということ。「明解性」については、は、ブランド名とそのロゴを、明解なことばで、刷り込んでいくことが大事だとした。「刷り込み」については、ロケットを一回打ち上げるのではなく、花火大会の打ち上げ花火のように何回も繰り返して打ち上げることが重要だとした。「信用力」については、文字通り、ユーザーに対して、信用があるかどうかということだが、信用の可視化の例として、行列を見せることや、免許を掲示すること、厨房をオープンにすることなどを挙げた。「一貫性」については、一度決めたブランド名やロゴ、コンセプトなどを安易に変えず、一貫性を持って継続することが重要だと指摘した。 講演のあと、ダイユーの吉田志津専務から、同社が運営する会員組織「ネクスターズ（ＮｅｘＳｔａｒｓ）」のこれまでの事業の進捗状況の報告があった。吉田専務は「本日は『ブランド戦略、地域ブランド育成、プレスリリース』について、具体的な事例を交えながら、松本先生にご講演頂きました。日本人の食生活の中にパンが浸透してまいりました。パン業界の皆様の日々の努力により、パンそのものが美味しくなり、手軽になり、見栄えのする商品となったことが、世の中にパンが受け入れられた原因だと考えます。特にリテールベーカリ―の皆様のわくわくする店作りや、ホスピタリティー、ブランド力の進化が、多くの消費者から支持を受けています。皆様も、イベント、ポイントカード、チラシ、ポップ、広告、ＳＮＳなど、様々な手法を駆使して、ブランディングや販促活動をされているかと思います。本日の講演内容を、皆様の日々のブランド戦略や販売活動などに活かして頂ければと思います」と話した。 さらに「私どもは、今年３月に東京都練馬区に直営店を開業しました。これまでは実店舗を持たず、開業プロデュース会社として皆様をサポートしてまいりましたが、実店舗を持つことで、販促効果においても実績を積んで、皆様に還元できるよう頑張ってまいります。昨年11月から始めた人材派遣事業は、順調に推移しています。お客様からの派遣要請数が、派遣社員登録数を上回っている状況です。さらに今後は、事業承継支援や、新規事業形態開発、ＦＣ支援など、皆様に様々なサービスをご提案できるよう、社員一丸となり活動してまいります」などと話した。 講演会後に行われた懇親会では、星野理絵社長が冒頭あいさつに立ち、「当社は事業承継を３年前に行い、会社としては進化している途中だと考えています。情報発信ができる会社に進化できるように、またネクスターズを今後も発展させられるように、皆様と共に成長し進化していきたいと思います」と話した。 また、ダイユーの星野良信会長は、「今流行りのコッペパン専門店や食パン専門店についても勉強して、そういう店を出したいというお客様のニーズに答えていかなくてはと考えています」などと話した。 | |||||||||||||
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