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ブランスリー新聞/2010年8月号

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レーズン新製品開発コンテストを開く‐カリフォルニア・レーズン協会
表彰式で総評を述べる審査員の竹谷光司氏
表彰式終了後に入賞者らと審査員らで記念撮影
レーズン大賞に輝いた「和みレーズン」(敷島製パンの宇野朋子さん)
レーズン大賞に輝いた「レザン・オ・ルヴァン」(ドンク、鴨志田遼平さん)
アメリカンチーズ大賞に輝いた「レーズンの奏」(アンデルセンの山粼弘樹さん)
 カリフォルニア・レーズン協会(東京・千代田区、ジェフリー・N・マクニール駐日代表)は6月19日、東京・江戸川区のホテルイースト21東京で、第19回カリフォルニア・レーズンベーカリー新製品開発コンテストの表彰式を開いた。敷島製パン、宇野朋子さんが出した「和みレーズン」と、ドンク、鴨志田遼平さんが出品した「レザン・オ・ルヴァン」がレーズン大賞に輝いた。また、今年から新たに設けられたアメリカ産チーズとカリフォルニア・レーズンを使用したパンの部門では、アンデルセンの山粼弘樹さんの「レーズンの奏」が、アメリカンチーズ大賞に輝いた。
 このほか、カリフォルニア・レーズン金賞が「よくばりレーズンスイーツ」(森永乳業の安部麻紀さん)と、「ロッキー レーズン ブレッド」(グランドプリンスホテル新高輪の柴田典明さん)に贈られるなど、合計13人に賞が授与された。協会は、各賞受賞者13人を、レーズンの産地である米国カリフォルニア州フレズノへの研修旅行に招待する。
 今回のコンテストは、「ホールセール・コンビニエンス製品部門」「インストア・リテールベーカリー製品部門」「特別協賛部門(アメリカ産チーズとカリフォルニア・レーズンを使ったパン)」で製品を募集し、合計で242製品の応募があった。その中から、「ホールセール・コンビニエンス製品部門」6製品、「インストア・リテールベーカリー製品部門」11製品、「特別協賛部門」7製品の合計24製品が書類選考で選ばれ、24製品の出品者が6月19日午前5時30分から東京・江戸川区の社団法人日本パン技術研究所で行われた最終審査会に参加、会場で製品を実際に作り、審査を受けた。
 審査員は、増田企画代表の増田信司氏、製粉協会理事の竹谷光司氏、社団法人日本パン技術研究所所長の井上好文氏、東京製菓学校パン科教師の高江直樹氏、エコール・辻・東京製パン教授の近藤敦志氏、全国パン専門新聞協会会長の磯谷至朗氏、ホテルメトロポリタンエドモンド名誉総料理長の中村勝宏氏、カリフォルニア・レーズン協会米国本部マーケティング担当シニア・バイスプレジデントのラリー・D・ブラッグ氏、カリフォルニア・レーズン協会駐日代表のジェフリー・N・マクニール氏(審査委員長)、一般公募で選ばれた消費者10人の合計19人が務めた。
 午後4時30分から、会場を東京・江戸川区のホテルイースト21東京に移して、審査結果の発表と表彰式が行われた。
 審査員の竹谷光司氏は「提出されたレシピが審査員にとって読みやすくなってきました。みんなが同じレシピの書き方を身につけることで、同じ配合を共有の財産として使用できると思います。レーズンの前処理については、洋酒、ブランデー、ラム、日本酒、リキュールをはじめ、紅茶、ジュースなどへの漬け込みがありました。処理方法も、お湯で洗うだけだったり、加圧鍋で調理したり、真空調理をしたりと、様々な工夫がされていました。また、ミキシングの最後にレーズンを入れて低速でまわしたあとに、さらに中速でミキシングして、生地を回復させるという工程をふむ参加者が多かったのが特徴的でした」などと話した。








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