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| ブランスリー新聞／2009年1月号 |
2023年11月18日から、発行から１年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| モノづくりの技術を活かしユーザー業界の発展に寄与 - 日本製パン製菓機械工業会理事長 田中利幸(年頭所感)  平成２１年の新春を迎え謹んでお慶び申し上げます。年頭にあたり、平素より何かとご支援ご協力を頂いております関係各位の皆様に対し、心より厚く御礼申し上げます。また、昨年も自然災害が発生し、甚大な被害に見舞われました。被災された各地の皆様には心よりお見舞い申し上げます。 昨年の我が国経済は、金融不安に端を発した世界的な株安と為替変動の波乱の幕開けとなり、３月には円相場が、１２年５カ月ぶりに１ドル＝１００円台を突破するなど、２００２年から６年にわたった戦後最長の景気回復が途切れ、後退局面に入りました。 企業は、原油等の資源高と輸出鈍化で収益を圧迫され、生産と設備投資を抑え、消費者心理も冷え込むなか、厳しい経営環境に立たされています。また、中小企業にあっては、金融システムの混乱のなか、金融機関からの資金貸し出しが慎重になるなど、更なる厳しい局面に立たされております。 食品業界をみますと、中国製品からの有害物質検出や、国内製品の生産地の偽装表示、食品期限の偽装表示など、食の安全・安心を揺るがす事例が多発し、消費者の不審をかうなどして、食品製造業者の社会的責任が問われております。 我々のユーザーであるパン・菓子業界は、小麦粉、油脂、乳製品等の原料価格の高騰により、製品値上げを余儀なくされるなか、流通業界は、消費者が生活防衛意識を強めるとのことから、プライべートブランドの価格を低価格に抑えて販売攻勢にでてきており、経営環境は一段と厳しさを増しております。 また、菓子業界においては、事故米の不正流通にからむ風評被害を受けるなど、経営に深刻な影響を与えました。 このような厳しい環境が続くなかで、本年２月 第２１回目となる２００９モバックショウをインテックス大阪において、２２１社１４２４小間の規模にて開催致すことが出来ますことは、過去２０回の実績と信頼の証と思い、我々一同、出品社及びユーザー業界に応えるべく努力してまいる所存ですので、是非ご来場、ご参観くださいますよう心よりお願い申し上げます。 我々機械設備メーカーは、このような時代であればこそ、モノづくりの技術力を活かし、ユーザー業界の新商品・新市場創出に応えるべく、更なる技術力の高度化を進めていかねばなりません。 また、昨年、正会員３社、賛助会員１社の加入を得ましたが、本年においても更なる加入促進を行い、組織の発展と基盤強化に努め、会員相互が手を取り合い厳しい経済環境に立ち向かいながら、ユーザー業界の発展に寄与してまいりたいと念願しております。 関係各位の益々の発展とご健勝を祈念し、今後とも当工業会に変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶とします。 （２００９年 元旦） |
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