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| 的を絞った商品で若年層と高齢者層の両方を狙い撃ち - ルチア南小岩店、引田聡さんの『甘食』『フルーツデニッシュ』など |
 年配の顧客から多くの支持を得ている「甘食」  「フルーツデニッシュ」（手前右、２１０円）、「ブルーベリーヨーグルト」（手前中央、２００円）、「トリプルショコラ」（手前左、１８９円）、「ベリーベリー」（２列目右、１８９円）、「モンブラン」（２列目中央、１６８円）、「アップルカスタード」（２列目左、１６８円）、「パリブレスト」（３列目中央、１６８円）の各デニッシュ（価格は４月中旬現在）  店長の引田聡さん  駅前商店街立地のルチア南小岩店 東京・江戸川区、ルチア南小岩店の「甘食」（２個１７８円）は、年配の顧客から多くの支持を得ている商品だ。砂糖とマーガリンをビーターで白っぽくなるまで乳化させ、といて温めた卵を数回に分けて加える。さらに牛乳と重曹などを加えて、生地は出来上がりだ。それを天板に絞り焼成。作り方はいたってシンプル。 同ベーカリーは、顧客に年配者が多く、「今日は甘食はないの」といって指名買いをするケースが多い。１日３０個程度売れる手堅い商品になっているという。 一方で、デニッシュ類の品揃えが約１０品目と多く、こちらの方は、若い世代の顧客向けの商品だ。 デニッシュ類の１日の販売数量は、全体でおよそ１００個だという。若い女性や、小さな子供連れの主婦が、楽しそうに品定めをする姿が目立つという。 同ベーカリーは、ＪＲ総武線・小岩駅の駅前商店街立地で、客層は、年配者から、若い世代の人たちまでかなり幅広い。 「カレーパン」と「クリームパン」があらゆる世代に人気があり、単品で１日１００個以上売れる看板商品。一方で、「甘食」とデニッシュ類は、ターゲットを特定の世代に絞った商品で、売上の下支えをしている。 売り場面積は約１８坪で、品揃えはおよそ１００品目。平均日商は２５〜３０万円という。 ▽ルチア南小岩店 東京都江戸川区南小岩７‐３１‐９ 、電話０３‐３６５７‐４５５５
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